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秋晴の運動会をしてゐるよ 富安風生

季語・季題は春、夏、秋、冬の4シーズンに新年を加えた5つに
分けられます。

更に詳しく分けると、1月ムツキ睦月、2月キサラギ着更衣、3月ヤヨヒ弥生、゙4月ウヅキ卯月、5月サツキ皐月、6月ミナヅキ水無月、7月フヅキ文月、8月ハヅキ葉月、9月ナガツキ長月、10月カンナヅキ神無月、11月シモツキ霜月、12月シハス師走のつき別に分けることが出来ます。

今回のお話は卯月の季語・季題です。



 運動会 覚えていらっしゃいますでしょうか。
 1週間前から体育の時間に何度も行進の練習をして。 o(^o^)o ワクワク
 赤白に分かれての玉入れや、騎馬戦。(ちなみに僕はいつも白でした)
 興奮しました。
 お昼はいつも鶏のから揚げ。母や祖母と食べました。
 午後の締めくくり、リレー競走が華でしたね。

 と書きましたが、やはりこれも地域によっていろいろと違うようです。


 まず、運動会とは何を指すでしょう。

 これは法律で決まってるわけではありません。(。。;) \(゜o゜#;アホカッ!


 中学高校では「体育祭」と呼ぶところも多く、運動会と言うと小学校の行事
 であるというのが一般的な言葉のイメージです。


 歴史を遡れば、日本で初めて運動会が行われたのが明治7年(1874年)で、
 継続的かつ全国的に普及するきっかけとなったのは、明治11年(1878年)に
 札幌農学校で開催された遊枝会であると言われています。

 札幌農学校の初代教頭はウィリアム・スミス・クラークです。
 そう、「青年よ大志を抱け!」のあれです。
                     (^。^;) 「アレ」カヨ?

 つまり札幌農学校とは北海道大学の前身なんですね。
 観光スポットとして有名な札幌市時計台は、この札幌農学校の演武場として
 建てられたものだそうです。



 閑話休題、覚えていますか、以前は地域や職場で運動会があったことを。
 え?そんなお歳ではない?
              バキッ ( -_-)=○

 ☆⌒(>。≪)イタイ 
            豊島園なんか職場運動会のメッカだったような・・
 それでは、そんな時代もあったということで、小学校だけでなく大人の社会
 でも運動会はあったのです。


 日本が近代国家を形成する過程において、運動会は大きな役割を
 果たしたといわれています。
 一つには、廃藩置県に伴う地方自治制度の整備や、産業化の進展による
 伝統的地域社会の再編成がすすむなかで、地域の住民が一体感をもつ
 行事ということで地域社会の統合に寄与したのです。
                         !( °-°)ホー



 そして、驚くべきことは、「運動会」は季題としては秋ですが、
 発祥の地、北海道では初夏(6月頃)に開催されるところが圧倒的に多い
 ということです。
 秋になったら収穫時期で遊んでいられないということでしょうね。
 その後はすぐ雪がやってきますし。
 やはり、地域によって季節感はいろいろと違うんですね。



 もともと季題と言うのは、古くから詠まれた和歌に関連してきます。
 そして和歌の中心地は都。つまり京の季節感がそのまま言葉の季節感に
 なっているんですね。

 明治以降になれば都は東京。東京で最も運動会が多く行われる時期が
 運動会の季節感となってしまったようです。

 今でも体育の日は10月の第二月曜ですものね。

 以前は10月10日でしたが、2000年より現在のようになりました。
 この日は日本の観測史上、晴れる確率の高い日とされており、この日に
 運動会や体育祭を催す学校が多かったようです。


 地域性という点では、赤白の源平分け2つチームを作って対抗するのが一般的
 と思いますが、群馬県では上毛三山の名に因んで、赤城団、榛名団、妙義団
 の3組に分ける場合が多いとのこと。
 大きい学校では学年のクラス対抗をやっているところもありますね。




 近年、運動会はいろいろな制約を受け、様変わりすることとなりました。

 組体操・騎馬戦など、怪我をする恐れがある種目に対しては保護者から
 取りやめが申し入れられることも最近では増えてます。

 マンガに描かれるパン食い競争が、実際には行われないことが多く、
 不用意に食べ物を扱って食中毒が起きる危険を避ける為だそう。

 (`□´) コラッ!腹壊シタラドウスル!


 「障害物競走」が、「障害者に対する差別に当たる」というクレームを受け、
 種目名が変更されたり、種目そのものが取りやめられたりもしています。

 一部の学校では、徒競走などで一緒に「手をつないで一緒にゴールを切らせる」
 といった試みも行われ、これは、人間相互の協力を促すことにもつながるとして
 肯定意見がある反面、運動会から「運動能力の優劣を競う」という競技性を
 弱めることになり、運動を得意とするこどもから個性を生かす場を奪っている
 のではという批判もあり、試みの是非について議論を呼んでいます。

 何着でゴールしようとも「みんな一等賞」という学校もありますね。

 また、運動会の昼食は、学校のグラウンドや校庭で、保護者が持ち寄った
 弁当を子供と一緒に食べるといった光景についても、今でも親戚までもが
 集まって盛大に行う地域も一部にある一方、「保護者が来られない家庭の
 子供がかわいそう」といった意見により、学校側が弁当を用意して教室に
 戻って食べさせたり、普段通りに給食を出す地域も増えています。

 僕の友人の子も「お昼は給食だよ」と言ってました。

 ~\(_ _;)/~ ムヅカシイ




 「まず獣身を成してのち人心を養う」これは福沢諭吉の言葉です。

 ( ̄Д ̄;) 獣身カヨ・・

 西洋流の体育思想に基づいた福沢諭吉の主張は、慶應創立以来の基本方針で
 あり「慶應の運動会」は東京の市民の間で評判となって、明治28年には
 一万人の見物人を数えたそうです。
 今でも大抵の新しいスポーツには慶應にもクラブがある というのも頷けます。




 最後にもう一つ、運動会には大きな効用があります。
 それはクラシック音楽に親しむこと。
                  ♪(/゜゜)/ ̄ハィ♪

 クラシックに興味がない人でも、「この曲は判る」という場合は、ほとんどが
 運動会でお馴染みだったのではないでしょうか?

 さて、もうすぐ運動会。
 「睡眠前のクラシック」で曲名を復習しておくかな。




 秋晴の運動会をしてゐるよ      富安風生


 (富安風生:愛知県生まれ。東京帝国大学法科大学卒業。在学中に
  水原秋桜子らと東大俳句会を興す。のち逓信次官。高浜虚子に師事し、
 「ホトトギス」同人となる。逓信省内の俳句雑誌だった「若葉」の主宰)


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