季語・季題は春、夏、秋、冬の4シーズンに新年を加えた5つに分けられます。
月別に分けると、1月ムツキ睦月、2月キサラギ着更衣・如月、3月ヤヨヒ弥生、゙4月ウヅキ卯月、5月サツキ皐月、6月ミナヅキ水無月、7月フヅキ文月、8月ハヅキ葉月、9月ナガツキ長月、10月カンナヅキ神無月、11月シモツキ霜月、12月シハス・シワス師走となります。
ビジネスレターや、案内文、招待状など手紙の「拝啓」のあとの挨拶文にもよく使われますね。
今回のお話はカンナ月の季語・季題です。
椎茸です。
椎茸と言うと真っ先に頭に浮かぶのが、ヤキトリ屋で串に刺さって出てくる奴。
(^。^;) ソウカァ?
これが何と、ハツやレバの合間に食べると実においしい。
(普通に食べてもおいしいです。もちろん)
ここ数年はヤキトリ屋ではホッピーがハバを利かせていますね。
ビールと違ってプリン体がないと云う如何にも健康飲料。しかし飲みすぎては
いけません。
近頃、僕の行く新宿の大衆店(ヤキトリ屋の中でも更に大衆店)はホッピーを
頼むと殆どホッピーが注げないくらい焼酎が入ってきます。となると、最初に
注文したホッピー1本を空にするのが一苦労。なにしろ「なか」(ホッピーを
割る焼酎だけを注文すること)を頼んでもホッピーがほとんど減らない。
するってぇと、ホッピーを残して帰るのは勿体ないから、呑ん兵衛はつい1本の
ホッピーで4〜5杯くらい「なか」を飲んじゃう。
(*'へ'*) ウィッ!
それはさておき、椎茸の食べ方は実に多彩です。
中には、刺身で食べさせる店もあれば「ステーキ椎茸」と称して鉄板で焼いて
出す店もあります。もちろん、干して戻せば出汁も取れる。
昔は海から遠い地域では海産物がないので、出汁が摂れる干し椎茸はとても
モテ囃されたようです。
椎茸は万葉集にも歌われていますが、食用としては室町時代の文書に記録されて
います。室町文化と言うのは今でも日本文化の底流となっているものがたくさん
生まれていますね。
17世紀の初めには高千穂郷から有馬藩へ栽培椎茸が上納されたと云うのが
椎茸栽培のもっとも古い記録のようです。九州より伊豆の方が栽培は早い
という説もあります。
これ以前は自然発生しているものを採っていたのでしょうから、かなり貴重な
食べ物だったと想像できます。何しろ山間部では数少ない出汁が取れる食品
でしたから。
となると、やはり自然に生えている椎茸を注意深く観察することになります。
そうなると「椎茸は枯れ木にしか生えない」ということはすぐに気づきます。
また、枯木でも傷ついたところにしか発生しないと云うことも気づいたはず
です。
しかし昭和に入るまでは原木に傷をつけ自然の胞子が付着するのを待つという
極めて原始的な生産方法でした。
椎茸の原産地はアジアで、日本、中国、韓国では古代から食用にされていました
が西洋で食べらるようになったのは比較的新しく、英語やフランス語では椎茸を
「シイタケ」とそのまま日本の発音を使っています。
日本での椎茸は、肉厚でかさが開ききっていない「冬こ」(どんこ)、薄手で
かさが開いている香信(こうしん)、その中間種である「こうこ」があります。
最もお値段が高いのは、かさの表面に亀裂の様な模様がひろがっている花冬こ
(はなどんこ:「こ」の字は草冠に姑です)。これです↓
http://image-search.yahoo.co.jp/detail?p=%e8%8a%b1%e3%81%a9%e3%82%93%e3%81%93&cop=&ib=-1
これを贈っていただいたら「まぁ、立派な『はなどんこ』を・・」とお礼を
言わなくてはいけません。そうしないと「田舎者」だと思われてしまいます。
(知ってる方が田舎育ちかもしれないが)
(。_°☆\(- - ) バシっ!
椎茸は結構好き嫌いがありますね。人参やピーマンと同じくらい、苦手とする人達
がいるようです。
昔なんて缶入りの「シイタケジュース」があったのになぁ。
(これホントです。確か「フォレスト」という名前だったような・・・)
好き嫌いが激しいのを象徴するように「椎茸皮膚炎」という病気もあるそうですので嫌いな人に無理強いするのはやめておきましょう。
その一方で医薬品としての効能も高く、陽に当てて干すことによって、ビタミンD2の含有量が増える他、椎茸に含まれるリボ核酸と言う成分には、悪質なインフルエンザウイルスの増殖を抑え、免疫力を高める働きがあります。
また椎茸によく似た毒キノコでツキヨタケというのがあります。
ツキヨタケの毒は脂溶性の為、椎茸のつもりで豚肉なんかと炒めたりしようものなら一発です。
http://www.enasan-net.ne.jp/kinoko/poison/menu/tsukiyod.html
これです。↑
やはり八百屋さんで買われた方が無難かと。
さて、椎茸を題にした名句がみつからないため、今週は古川柳を探してみました。
当時は、髪の結い方が干椎茸の笠に似ている所から、御殿女中を椎茸とあだ名した
そうです。
この御殿女中のことを指して謡った古川柳は・・・
というものばかりなので、今週の名句紹介は止めておきましょうかね。。。
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