季語・季題は春、夏、秋、冬の4シーズンに新年を加えた5つに
分けられます。
更に詳しく分けると、1月ムツキ睦月、2月キサラギ着更衣、3月ヤヨヒ弥生、゙4月ウヅキ卯月、5月サツキ皐月、6月ミナヅキ水無月、7月フヅキ文月、8月ハヅキ葉月、9月ナガツキ長月、10月カンナヅキ神無月、11月シモツキ霜月、12月シハス師走のつき別に分けることが出来ます。
今回のお話は神在月の季語・季題です。
「べったら、べったら!」
江戸時代、若衆が、麹で浅く漬けた大根を藁で結んで振り回し、町を行く
お姉さん達をからかいました。
着物にべったりとくっついてしまうので「べったら」
そう、べったら漬けの名前の由来と云われています。
今回から読んで戴く方、はじめまして。
いつも読んでくださる方、ありがとうございます。けん詞です。
今週はべったら市。
10月20日がえびす講。その前日である19日にべったら市が立ちます。
(現代の日本橋べったら市では19,20日の両日とも市が立ちます)
その市でいつの間にやらべったら漬けがよく売れるようになったので、
べったら市と呼ばれるようになったんですね。
日本橋べったら市はその賑わいから江戸の三大祭りの一つに数えられていました。
え?べったらをご存じない?こちらの映像をどうぞ。
http://www.otsukemono-ichi.com/report/report_04.html
売っている屋台の屋号は皆「金久」か「新高屋」。
なにかの縁起ですかね?或いは同じ漬物屋がたくさん店を出しているのか・・
そして縁起ものですからご多分にもれず少々高めです。
それでも買って帰るのが江戸っ子ってぇもんでぇ。(`ー´〃)
この日本橋べったら市の起こりである寶田恵比寿神社は今ではとても小さな
神社です。
べったら市が伸びている近くの椙森神社の方がよほど立派です。
普段の日は見落としかねません。
http://www.tcbnavi.com/7fukujin/yashiro/takara.html
べったら市ではほぼ北西の外れ辺りにあります。
家康が江戸城を築くときに土地を召し上げられた寶田村の人々が、村の鎮守を
今の場所に移転して、家康から下賜されたえびす様を祭ったのがきっかけの
ようです。
渋谷の南、恵比寿にも「寶田恵比寿神社」があります。
ここでも同じ日にべったら市が立ちます。
恐らく日本橋から分祀したんでしょうね。
さて、明日か明後日、日本橋べったら市へ行ってみようと云う方はJRなら
新日本橋駅、または地下鉄小伝馬町が便利です。
http://www.ne.jp/asahi/anesaki/ichihara/koyomi/10gatu/bettara/bettara.htm
縁日の屋台数も昭和の終わり頃までは現在の3倍くらいあったんですが
かなり減ってしまいました。
こういう商売をやる人は少なくなったんですね。
そういえば昔はバナナのたたき売りもあったなぁ。
今ではバナナもすっかり安くなり、スーパーで叩き売られてますものね。
夜になると地べたに段ボールを敷いて宴会が始まりますが、花見のような
騒ぎにはなりませんので、安心して遊びに行ってらっしゃい。
べったら市の高張ばかり更けしかな 長谷川かな女
(長谷川かな女:大正から昭和にかけて活躍した俳人。俳誌「水明」主宰。
女流俳人として「台所俳句」として名を広めた)
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