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季題・季語に沿った俳句、川柳、短歌、和歌、手紙

旅衣八重着重ねて寝ぬれどもなほ肌寒し妹にしあらねば 万葉集

季語・季題は春、夏、秋、冬の4シーズンに新年を加えた5つに
分けられます。

更に詳しく分けると、1月ムツキ睦月、2月キサラギ着更衣、3月ヤヨヒ弥生、゙4月ウヅキ卯月、5月サツキ皐月、6月ミナヅキ水無月、7月フヅキ文月、8月ハヅキ葉月、9月ナガツキ長月、10月カンナヅキ神無月、11月シモツキ霜月、12月シハス師走のつき別に分けることが出来ます。

今回のお話は神無月の季語・季題です。


 コンビニで「バッカスチョコレート」が売られ始める季節になりました。

 小さい時からこのチョコレートが大好きだったのですが、品質の向上と
 共に、肌寒の時期以降でないと製造されない季節商品になっています。


 そう、今日のテーマは肌寒。

 バッカスチョコレートの場合は、周囲が暖かいと、チョコレートが溶け
 中にあるバッカス部分が漏れてきてしまうのです。

 肌寒と言うのはこのように季節の割に寒さが身に沁みて感じるように
 なった時期を示します。

 主に晩秋です。

 夜だけでなく、昼間も寒さを感じる時期です。


 猛暑が去った後は「新涼」と喜びが含まれた言葉になりますが、
 「寒い」となってくるとこれから冬を迎えるという覚悟が出てきます。

 実際に冬になり、寒さがいよいよ本格的になると今度は「寒」と言う字を
 「カン」と音読みで発音することによって、より強い寒さを表現
 しているようです。
 「寒の入り」などがそうですね。




 この肌寒と云う言葉は字の如く、「寂しい」「孤独」という意味でも
 使われます。元はこちらの意味だったようです。
 万葉集ではその意味で肌寒が使われています。




   旅衣八重着重ねて寝ぬれどもなほ肌寒し妹にしあらねば
                          万葉集巻二十

 (万葉集:7世紀後半から8世紀後半にかけて編まれた最古の歌集で
  4500首余の歌が載っている。大伴家持により完成したが
  100年の年月により徐々に増補され完成したと言われている。)


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