季語・季題は春、夏、秋、冬の4シーズンに新年を加えた5つに分けられます。
更に詳しく分けると、1月ムツキ睦月、2月キサラギ着更衣、3月ヤヨヒ弥生、゙4月ウヅキ卯月、5月サツキ皐月、6月ミナヅキ水無月、7月フヅキ文月、8月ハヅキ葉月、9月ナガツキ長月、10月カンナヅキ神無月、11月シモツキ霜月、12月シハス師走のつき別に分けることが出来ます。
今回のお話は霜月の季語・季題です。
今回は11月15日。七五三です。
大きな神社ばかりでなく、村の鎮守というところでも今日は七五三の儀式が
行われます。
(。_°☆\(- - ) アタリマエ!
七五三の行事は意外に歴史が浅く、将軍家光が四男徳松(後の5代将軍綱吉)
の病弱を気遣って5歳の祝いとお祓いを11月15日の鬼宿の日に行ったのが
旗本の間に広まっていったようです。
鬼宿と云うのは暦の上で重要な「二十八宿」の一つで大吉日に当るそうです。
(但し婚礼以外は)
月の軌道をから計算されるので、11月15日は必ず鬼宿になるらしいですね。
太陰暦では。
昔は医学が発達しておらず、幼児の死亡率はかなり高かったというのは容易に
推定されます。それで幼児のうちは「神の子」とされ、いつ召されても(ん?
召されるというのはキリシタン用語かな?)仕方ないという覚悟をそれぞれの
親が持っていたようで、ようやっと自分の子になったと実感するのが、七五三
であったようです。
♪通りゃんせ、通りゃんせ、ここは何処の細道じゃ?
で始まる歌の「往きは良い良い、帰りは怖い」は漸く自分の子になることを
神に感謝するお参りに往きながらも、帰ってくるまでは、途中で死にはしないかと
最後まで心配している心情を歌っているそうです。
子になったと云うよりも「跡継ぎになった」という感じですかね。家社会だから。
「三つ児の魂百まで」と云う通り、人間としての基本は3歳までに形成される
ことは昔からよく知られていて、3歳にして人格が備わったと云うことで最初の
お祝いがされます。
この時が「髪置」の儀式です。白髪が生えるまで元気で生きていて欲しいと云う
願いで頭の上に綿を乗せます。乗せる人が髪置親で一族の長老が行ったようです。
この時から子どもは髪を伸ばし始めるんですね。たぶん昔は髪が生えていると不衛生だったのでしょう。
次の5歳が「袴着」の儀式。男の子に袴を着せて一人前の跡継ぎとします。
袴親は此の子後見者という立場になります。
男の子の方が7歳の儀式である女の子より早いのは、やはり後継を出来るだけ早く
してお家の安泰を図るという気持ちでしょうか。
7歳になると「帯解き」。これは着物に付いている帯を解いて、丸帯という独立?した帯を付けて大人の女性になるという儀式です。
(ムフフと思ったアナタ! その空想の「あれ〜ご無体な・・・」という帯解きとは違います)
帯親は女性がなるそうです。
七五三には付きものの千歳飴。
これは七五三帰りの客を目当てに縁起の良い鶴亀の絵を散りばめた紙に包んで、
浅草の商人が売り始めたのが最初だそうです。
縁起ものというのは値引きしなくて良いからかなり儲かったことでしょう。
七五三妻も大人となりにけり 景山筍吉
(景山筍吉:敬虔なカトリック信者として知られ、その句もキリスト教を題材に
したものが多い。「草紅葉」を創刊、主宰。1979年没)
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