春を知らせてくれる花が梅なら、春告げ鳥は鴬です。
花札もそうですが、万葉の世界でもウメとウグイスは一緒に詠われること
が多いようです。
鶯は日本国中に分布していますが、寒い時はやや南の方へ移動している
ようです。
警戒心が強く、なかなか見ることができません。
声はすれども ということでJapanese Bush Warblerという英名がついて
います。
見つけたあなたはラッキー。
ただ、梅の蜜を吸いに来るのはウグイスに似たメジロであり、鴬は虫を
食べるため、あまり梅の木のそばには現れません。
昔の人も勘違いが多かったものと思われます。
良く聞かれるホーホケキョは縄張りを意味し、自分の周囲に他の鶯が
入ってこないようにしています。
ケキョケキョ!と鳴くときは入ってきた同族に対する威嚇です。
お使いになっている方もいるかもしれませんが、江戸時代からウグイスの糞は
洗顔薬として珍重されています。
いわゆる「うぐいすの粉」と呼ばれているものです。
あ、あなたもお使いですか。
鶯の糞は酵素が多く含まれており、脱色作用や、角質を柔らかくして小皺を
消す効果に優れています。
ただ、ウグイスは少量の糞しかしないため、業者によっては相思鳥の糞を
「うぐいすの粉」と称して売ってる場合もあります。
この鳥も鳴き声が綺麗で飼育用に飼われており、大量の糞をします。
ただ、ウグイス科とチメドリ科の違いがあるので、洗顔して効果があるのか
は売ってる人によく聞いて、自己責任でお使い下さい。
お寺に行くと鴬張りと呼ばれる廊下がありますね。
静かに歩こうとするほど音がするので「忍び返し」とも呼ばれています。
鶯は「法、聞けよ」(ホーキケョ)と鳴くため、廊下にこの名がついた
そうです。
梅の花、散らまく惜しみ、我が園の、竹の林に、鴬(うぐひす)鳴くも
万葉集
http://feels-season.com/sakusha.html
(小監阿氏奥嶋の歌で大伴旅人の屋敷で行われた宴で詠まれたと云います)
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