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季題・季語に沿った俳句、川柳、短歌、和歌、手紙

よく見たる都踊のひろ子かな  高濱虚子

 都踊

 この「踊」と言う字から白魚の踊り喰いを連想してしまうのは私だけでしょうか。

 そういえば白魚は二月の季題です。佃島の白魚祭に合わせているんでしょうね。

 二月〜四月が食べ頃でニ杯酢でそのまま呑みこみます。酢の味しかしません。

 それこそ咽喉越しの味を楽しむもののようです。

 白魚はすぐに死んで白くなりますので、踊り喰いは産地でないとなかなか

 食べられません。


 さて都踊。

 京都で舞妓さんが日頃の修行をお披露目する行事です。

 「都をどりでよういやな」の掛け声で踊り始めます。

 明治五年から始まったと云うからそれほど歴史のあるものではありません。

 しかし余程華やかなのでしょう。(私は見たことないですが)

 たちまち真似が出て、「都踊」のほか「祇園をどり」「京をどり」

 「鴨川をどり」「北野をどり」と出来てしまいました。

 http://kyoto.cyber-room.net/archives/50428191.html

 こちらに日程や場所、料金が載っています。

 歴史があるわけではないのでどれがどうと言うことはないと思います。


 都踊は伊勢の亀の子をどりがヒントということで、その年の干支や

 話題にちなんで上演されると云うことですから毎年違うんですね。

 去年の歌題は「都風流名所絵巻」でした。

 都をどりの作家は大変です。

 舞妓は四組に分かれ、四日に一度出番が回ってくる仕組みになっています。

 贔屓の舞妓さんがいたら、出番の日を調べておかないと。


 京都はヤマザクラが沢山ありますから、今からでも桜と踊りで十分に

 楽しめることでしょう。




  よく見たる都踊のひろ子かな      高濱虚子
                               
              http://feels-season.com/sakusha.html

 (高濱虚子:虚子の墓は鎌倉の寿福寺にあります。墓石にはただ「虚子」とのみ
  書かれ、その横の白童女(早逝した虚子の娘りく)と紅童女(同虚子の孫)と
  ともに眠っています)

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