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季題・季語に沿った俳句、川柳、短歌、和歌、手紙

朝寝とは巨き豊けき二あうら 高橋睦郎


 朝寝は春の季語・季題です。

 春眠暁を覚えずと云うくらいこの時期は眠いものですね。

 この春暁詩を確認したい方はこちらをどうぞ。
 http://kotowaza.million-room.com/archives/50503912.html

 懐かしいですね。

 中学の古典文学の授業を思い出します。

 丸暗記させられました。

 古文なんて言うのは外国語と一緒ですから、最初はまず暗唱でしょうね。


 春は夜が明けるのが早くなりますから、暁の頃はまだ眠いのです。

 冬なら未だ深夜なのにという感じでしょうか。

 春は日が永くなるため睡眠不足で日中でも眠くなります。

 となると益々朝はゆっくり布団に入っていたくなる気分です。


 この詩を知っていることが昔から教養の証となったために、日本では

 鳥の声が朝寝を妨げるものと言う概念が定着しました。

 後撰和歌集には「竹ちかく 夜床寝はせじ鶯の 鳴く声聞けば 朝寝せられず」

 という歌が入っています。

 また江戸時代の都都逸には「三千世界の烏を殺し主と朝寝がしてみたい」

 と言うのがあります。

 三千世界とは仏教用語で10億個の世界が集まったとてつもなく広い空間を

 意味します。そこまでカラスはうるさいとされるものなんですね。


 「春の眠さ」と言う意味で「目借り時」という言葉もあります。

 これは昼間眠いのは「カエルが自分の目を持って行ってしまった

(借りて持って行った)」という民話に基づいています。

 蛙が何故、人の目を持って行ってしまうかと言うと、この時期、蛙が

 求愛をして鳴き自分のパートナーを探すので目が幾らでも必要と言う意味です。


 春眠は夜から朝にかけての眠りで、は昼間の眠たさを指すと云う

 時間的な違いがあります。




  朝寝とは巨き豊けき二あうら     高橋睦郎
                         
              http://feels-season.com/sakusha.html

 (高橋睦郎:詩人であり俳句、短歌、オペラの分野でも精力的に活動する。
  銀座百点の俳句選者でもある。沢田研二の作詞も手掛けた))

  「あうら」とは足の裏です。漢字で足ヘンに庶とかきますがPCに出てきません。


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