今回から読んで戴く方、はじめまして。いつも読んでくださる方、ありがとうございます。けん詞です。
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じゅんさい。昔は沼縄と書いて「ぬなわ」と呼んでたようです。
京都の深泥池(みどろがいけ)の名産です。
京都で採れるから万葉集にも出てくるんですね。
わが情 ゆたにたゆたに 浮ぬなは 辺にも奥にも よりかつましじ
「ぬなは」がじゅんさいのことです。
世界中に広く分布していますがこれを食べるのは日本人と中国人だけ
だそうです。あの寒天状のぷよぷよが食べない理由でしょうか。
アフリカで養殖して日本に出荷すれば現地の人にとって良い商売に
なりそうな気がします。
ちょうど今頃の時期、熱湯で湯がいて食べます。
スイレン科の植物の若芽なのですが、京都の人は目が出たての頃に、
それ以外の地方の人はもう少し大きく育ってから摘むようです。
同じ量なら、当然、小さいものの方が高く、500gで3000円
というのが高級品の相場です(これより高い品もあります)
今では、水質の悪化により日本のあちこちで絶滅危惧種に指定されて
おり、秋田が出荷量no.1の貴重な食材です。
写真はジュンサイ採りの様子です。
小舟に乗って若芽を一つ一つ摘み取ります。
食用に適した大きさが決まっているので、ほぼ1週間に1度採取します
今は池と言うよりも減反政策で田圃に米でなくジュンサイを植えている
とのことで10アールあたり400kgくらい採れるそうです。
天ぷら、吸い物、鍋、出汁割醤油などで食べることが多いようです。
胃腸の調子を整えるのとダイエットの効果があるようです。
朝より酒生じゅんさいの箸に逃げ 石川桂郎
(石川桂郎:東京の芝に生まれ、家業の理髪店を継ぎ、俳句は
石田波郷に師事する。後に波郷の友人横光利一について小説を学び
小説家となった。波郷は桂郎の句を「江戸つ子の職人気質を
失はない文人としての含羞の文学」と評している)
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