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季題・季語に沿った俳句、川柳、短歌、和歌、手紙

はじめより世捨ての貌のいぼむしり 伊藤道明


 今回から読んで戴く方、はじめまして。
 
 いつも読んでくださる方、ありがとうございます。けん詞です。

 このブログは俳句の季語・季題に使われる言葉を解説していきます。


 蟷螂

 カマキリのことです。カマキリと云うとすぐに連想するのが

 夫人。五月みどり主演でした。

 実際にメスがオスを食べると云うのはカマキリだけでなく、蜘蛛を

 はじめいくつかの動物がいるそうです。

 カマキリの場合も必ず雌に食われる訳でなく、他に食べ物がない時に

 共食いの対象になるようです。でも雄が雌を食べることはありません

 種の保存の本能なんでしょう。

 雄は頭を食われても交尾を続けます。大したものです。


 カマキリはボテっとしたおなかを見れば解るとおり、殆どの種は飛べ

 ません。飛べても少しだけです。羽は脅しに使う程度ですね。

 鎌をたたんでいる姿が拝んでいるようにも見えるため、一部の地域では

 「拝み虫」とか「拝み太郎」とも呼ばれています。

 またイボをカマキリに齧ってもらうと治ると云う言い伝えから

 「イボムシリ」とも呼ばれています。


 カマキリにはハリガネムシという寄生虫がいることが多く、カマキリを

 捕まえて水をかけてやると体内からハリガネムシが体をくねらせて

 出てくることがあります。ハリガネムシは水辺で産卵するためです。

 こんど捕まえたらやってみてはいかがでしょう。

 また、雪国ではカマキリの卵は雪に埋もれない高さの枝に卵を産み

 つけるそうです。ということはカマキリの卵を見つけたら、この高さ

 までは雪が積もらないと云う事。不思議な現象です。

 


   はじめより世捨ての貌のいぼむしり   伊藤道明

(伊藤道明:1935年福岡県福間町生まれ。俳誌「白桃」主宰。
 俳句表現において抒情への立志をゆるやかな主張としているとのこと)

           http://feels-season.com/sakusha.html



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