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庵ぬしの西日たのしむ石榴かな   松根東洋城

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 今回から読んで戴く方、はじめまして。
 
 いつも読んでくださる方、ありがとうございます。

 けん詩です。(一文字改名しました)

 このブログは俳句の季語・季題に使われる言葉を解説していきます。


 石榴。割れた実が印象的ですね。

 ブログに写真が載っています。

 原産はペルシャ、インドという所のようですが、栽培されたのは

 かなり古く、ザクロの派生語は沢山あります。

 ザクロ石・・・ガーネットのこと

 石榴口・・・江戸時代の銭湯の湯船の入口。昔の銭湯は湯が冷めるのを

 防ぐため湯船の前部を板戸で覆い、人は屈んで中に入りました。

 石榴の実は鏡の金属面を磨く材料だったことから

 「鏡鋳る」と「屈み入る」を掛けて石榴口と呼ばれたそうです。

 石榴鼻・・・鼻の頭がぶつぶつと膨れている人


 また石榴の赤い花は緑の中で目立つので中国の詩の中で「万緑叢中紅一点」

 と詠まれました。

 この事から、男の中に女性が一人だけいることを「紅一点」と呼ぶように

 なったそうです。


 果肉の味は人肉に似ているそうです(味よりも外見だと思うけど)

 そこで鬼子母神が祀られているところには石榴もあるようです。

 料理に使うグレナデンというのは石榴の果汁で作ったシロップです。


   庵ぬしの西日たのしむ石榴かな   松根東洋城

(松根東洋城:築地生まれ。父は宇和島藩城代家老。中学生の時、夏目漱石

 に英語を習った事からその縁で俳句を始めた。芭蕉の俳諧精神を尊び、

 人間修業としての俳句道を説いた)

           http://feels-season.com/sakusha.html