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八つ手咲け若き妻ある愉しさに 中村草田男

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 今回から読んで戴く方、はじめまして。
 
 いつも読んでくださる方、ありがとうございます。けん詩です。

 このブログは俳句の季語・季題に使われる言葉を解説していきます。

 ビシネスレター、手紙の時候挨拶文やスピーチの参考にもしてください


 八つ手の花

 関東から西に生える常緑低木です。

 昔の庭にはたいてい植わっていました。

 決して主役にはなれない白い花が、庭の陰に咲いているという

 イメージでしょうか。日陰でもよく育つので、ひっそり咲いています。

 初冬になると葉芯から苞に包まれた花序が出て、たくさんの細かい花

 が丸く集まって咲きます。

 花は日が経つにつれ雄花から雌花に変化します。

 雄蕊が枯れると雌蕊が伸びてくるという順番です。

 よく観察すると2種類の花があることに気が付くことでしょう。

 たくさん蕊が出ているのが雄花です。(写真は雌花)

 どちらも蜜を出し、虫を誘います。

 この蜜がとても甘い。果物の柿の糖度が15〜20とすると、八つ手の

 蜜は50という糖度です。

 よくツツジの花の蜜を舐めている子供がいますが、八つ手もぜひ試して

 みては如何でしょう。

 ミツバチ業者は八つ手を好みます。

 葉が7〜11に分かれているため「八つ手」の名前が付いています。

 その形態から「天狗の羽団扇」とも言われています。

 「八」という言葉は「数が多い」という意味であり「8」という

 意味ではありません。「八方美人」のときの「八」と同じ意味です。

 もっと数が増えると「八百」になります。

 八百屋とか、嘘八百とかです。

 花の周りには虻のような小さな虫がたくさん飛んでいます。




八つ手咲け若き妻ある愉しさに 中村草田男
   

(中村草田男:虚子の守旧派としてのスタイルを継承しつつ俳句の現代化
 を推進。人の内面心理を詠むことを追求し人間探求派と称せられた)

      http://feels-season.com/sakusha.html




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